トルコリラさらに暴落!?今後の方針は?
こんばんは、優しいゴリラです。
一昨日位にトルコリラの方針について考えてみました。
そのときはロスカットの基準を19円を少し切るくらいにしていました。
参考記事:ロスカット対策!これでトルコリラは一安心…かな? - 優しいゴリラのマネーブログ
しかし結果はあっさり突破…15円台半ばまで下落してしまいました。
果たしてこのまま続けていいのか、それとも撤退すべきなのか…
改めて計算して考えてみることにします。
なぜトルコリラはこんなに暴落してる?
今までも緩やかに下降を続けていたトルコリラですが、このタイミングで暴落したのはなぜなんでしょうか?
それはトランプ大統領の動きに関連しています。
トルコ在住の米国人であるブランソン牧師が、トルコ当局に逮捕され今年7月25日からトルコ国内の自宅に軟禁されています。
ブランソン牧師の釈放を求めてサリバン米国含む長官と会談を行ったものの、トルコ側はこれを拒否してしまいます。
トランプ大統領はこれを受けてトルコに制裁を加えることにしました。
トルコから輸入する鉄鋼の関税を50%へ、アルミニウムを20%に引き上げる方針をツイッターで表明したのです。
その後ホワイトハウスが正式に追加関税の税率を2倍にすることを発表しました。
こうなると市場に危機感を覚えた欧米勢がトルコリラを一斉に売り始めました。
すると多くの買いポジションを持っていた日本人投資家たちのロスカットを巻き込みさらに価格は下落…
こうして今回のトルコリラ大暴落は起こったのです。
この記事を書いている現在は16円を切ってしまっています。
今日も今日とてトルコリラとんでもないことに…さて、どうしようかな? pic.twitter.com/ctn6Z2ITZK
— 優しいゴリラ@FX資産運用ブロガー (@tendergorilla55) 2018年8月13日
このチャートを見ると少し落ち着いたように見えますが、欧米の投資家たちが参加し始めたらきっとまた激しく値動きが起こると思われます。
優しいゴリラはロスカットになった?
当然僕もスワップ狙いでトルコリラを保有しています。
なんならつい先日追加で買い注文を入れたばかりです(笑)
でも、まだロスカットには至っていません。
それは、トルコリラを専用口座で持っていなかったからです。
多くの個人投資家の方はスワップの高いFX会社でトルコリラの積立投資を行っていました。
せっかく投資を行うならリターンが大きい方を狙うのが当然ですよね。
しかし、想定よりもはるかに大きな暴落が起こってしまったため資金がショートしてしまいロスカットになってしまっています。
一方僕はトラリピの口座で淡々とトルコリラを買い続けています。
これはスワップで得られた利益を他の通貨で複利運用しようと考えていたからです。
他の通貨用に入っていた余剰資金のおかげで僕はロスカットにならずに済んだのです。
ロスカットにはなっていないけど…
ロスカットにはならなかったけれど、当然計画資金的にはマイナス側に大きく振れてしまっています。
では、このマイナスを解消するためにはどうすればいいでしょうか?
方法は大きく分けて2つです。
マイナスになった分を解消するだけの追加資金を投入する。
非常にわかりやすい案ですね。
ですがこれは残念ながら現実的ではありません。
なぜなら、今がトルコリラの底値だとはとても言えないからです。
前述したとおりアメリカとトルコの関係は残念ながら改善されたわけではありません。
下手するとさらに悪化する可能性も秘めています。
せっかく追加資金を投入してもすぐにマイナスになってしまっては意味がありません。
気にせず淡々と買い続ける
書いてみてびっくりですが、気にせず淡々と買い続ける方法があります。
僕はトルコリラで積立を行う際、だいたい8円くらいの下落を見込んでいました。
参考記事:FX積立投資、どうするぅ?~トルコリラ編~ - 優しいゴリラのマネーブログ
ということは、今後さらに値下がりしたタイミングで積立をしたとすればロスカットのラインは必然的に下がっていくんです。
では実際、どのくらい積立をすればロスカットを回避することができるんでしょうか?
ロスカットラインの再計算
というわけで、優しいゴリラの神髄である計算です。
現在僕はトルコリラを32,000通貨保有しており、その平均値は¥27.74です。
そして、用意してある資金が32万円になります。
では淡々と買い続けた時の平均買値が¥15.00~¥12.00円の時をそれぞれ考えてみましょう。
今回は細かい計算式は省略させてもらいますね^^
詳しくは参考記事を読んでみてください。
というわけで、さっそく計算結果です!
買値平均¥15.00の時は14,000通貨買えばロスカットを上回ることになります。
毎月1,000通貨ずつ積立てているので、だいたい1年くらいですね。
¥12.00の時は23,000通貨なので、こちらは約2年後にロスカットを上回ります。
優しいゴリラの方針は?
一通り計算をしてみましたが、僕はやはり淡々と買い続けることにします。
というのも積立投資はもともと10年スパンで行おうと考えていました。
今回たしかに一部マイナスにはなっているものの、2年もすればロスカットのラインを回復することがわかりました。
であればここでやめてしまうのは見切りが早い気もします。
もちろん懸念事項もいくつかあります。
特に怪しいのがトルコリラの取り扱い停止です。
実際過去にアイスランドクローナは取り扱い停止になった通貨の1つです。
しかし、アイスランドと比較してトルコリラは
- 流通量はけた違いに多い(現在アメリカドルに次いで2位)
- 人口がそもそも違う(トルコはアイスランドの200倍)
- GDPもけた違い(トルコはアイスランドの40倍以上)
と、アイスランドクローナとは条件がかなり異なります。
そのためすぐに取引停止にはならないと考えます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
大暴落したトルコリラですが、僕は今後も淡々と買い続けます。
というかスワップ狙いの通貨はそもそもが長期投資狙いですからね…
今後どうなるかはわかりませんが、引き続き情勢はチェックしつつ計算しながら取引を続けていきたいと思います。
ちなみに優しいゴリラはこの暴落を利用してトルコリラで遊んでおります^^
そのあたりはまた別の記事にまとめたいと思います。
くれぐれもロスカットにはご注意を!
それでは!